生活改善は禁煙から始まった
禁煙を始めたきっかけは、2021年にアレン・カーの著書『禁煙セラピー』をAmazon Audibleで聞き流したことからでした。私はドライバーとして働いており、長時間の運転中にタバコを吸うのが日常でした。しかし、この本との出会いが私の人生を変える一歩となりました。
『禁煙セラピー』ってどんな本
『禁煙セラピー』の面白いと思ったところは、読者に対して「この本を読み終わるまでは禁煙しようとしないでください。むしろ本を読みながらタバコを吸ってください」と指示しています。最初は『ん?なんで?意味わかんね』って思ったのが覚えています。実際に読み進めてみると、徐々にタバコを吸いたくなくなっていく自分に気づきました。読書と同時にタバコを吸うことが、「なぜ吸っているのか?」という問いに直面させられる瞬間でした。
アレン・カーの方法は、禁煙に向けて心理的な抵抗を感じさせず、むしろ喫煙の欲求そのものを内部から減少させていきます。読み進めるうちに、「吸いたくないのに無理やり吸う」という理不尽さを強く感じるようになり、それが禁煙へと導いてくれました。
私がこの本に惹かれたのは、その科学的で心理的なアプローチにあります。ニコチンの依存だけでなく、喫煙行動が持つ「一時的な解放感」や「ストレスからの逃避」といった心理的な要因に焦点を当て、それを論理的に解体していく過程が非常に興味深かったです。これにより、私は自身の喫煙習慣を客観的に見ることができるようになりました。
禁煙後の変化
禁煙後の変化は計り知れません。体力が回復し、呼吸が楽になったことで、運転中の集中力が向上したし、何よりもごはんが美味しい、タバコにかかっていた費用が浮いたことで、家族や自分へのささやかなご褒美に回せるようになったのです。
その影響で体重がプラス10k増量しましたが、そのダイエットの話はまた違う機会に書こうと思います。
『禁煙セラピー』はAmazonや楽天などで購入が可能です。喫煙が日常の一部となっている方、または過去に禁煙を試みたがうまくいかなかった方に、ぜひ一度読んでみてほしい一冊です。この一冊が、あなたの人生に新たな一歩を踏み出すきっかけとなるかもしれません。